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自作井戸掘り 打ち抜き井戸のページ

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2019年11月

2019年9月8日~9日の台風15号の教訓から、移転してきて手押しポンプの井戸が無かった為、
新たに8.8mの浅井戸を掘りました。


自作井戸掘り、掘る場所を決めてお清め 自作井戸掘り、
掘る場所を決めてお清め。
ディスクグラインダーにダイアモンドカッターを取り付け
コンクリートに切れ目を入れる。
ハツリ機でコンクリートを斫る。
電柱掘り(穴掘りスコップ)で出来るだけ深く掘る。
DIY 井戸堀り 電柱掘りである程度の深さまで掘れたら、
次にハンドオーガー(穴掘り器)を使い掘り進めた。

ハンドオーガーは、ハイガー産業のアースオーガー
150パイ替えドリル \4980(税込)
を使い自作した。

ハンドオーガーで掘り進むために2mの延長棒も自作。

ちはら台のスーパービバホームで購入した31.8パイ直管の
メッキパイプとオーガー用30cm延長棒を加工し作製。

この写真に取り付けてあるオーガーは100パイ \3980(税込)
このハイガー産業のオーガー用30cm延長棒 \1944(税込)
市販のパイプカッターで半分に切る。

31.8パイ直管メッキパイプに半分に切った延長棒のメスを
ボルトで固定。

下記で説明するフックも一緒にボルト止め。

※ ナットはゆるみ防止でナイロンナットを使用。
31.8パイ直管メッキパイプに半分に切った延長棒のオスを
ボルトで固定。

※ ナットはゆるみ防止でナイロンナットを使用。
この自作した2m延長棒は10mまで掘れるように5本用意した。
掘り過ぎると重くてオーガーを引き上げられないので注意。
2mの延長棒をつないだ直後は脚立に乗って掘り進む。
各延長棒にフックを取り付け、延長棒を足したり、
引き揚げたりする際に使用する。
4.7mで水が出始めたが、砂の層が薄かった為更に掘り進んだ。

水が出始めるとオーガーで土を掘りだすのが困難になるので
オーガーと下記井戸掘り器を使い、オーガーで土を削って、
井戸掘り器で柔らかくなった土をすくい揚げる、
の作業を交互に行う事で、以前掘った井戸より
はるかに短時間で掘る事ができた。
井戸穴に落とし込む塩ビパイプ(VU100)に約3mの所まで
5㎜の穴を無数にあけた。
塩ビ管は4m+2mを地上で接続して井戸穴に差し込み、
6mになった塩ビパイプを井戸穴の底に落とさないように
工夫しながらパイプを10mまで足した。
井戸穴に入れた塩ビパイプの周りにビリ砂利を落とす。
何度も塩ビ管に振動を与えて、下まで砂利が落ちるようにする。
(下記井戸掘り器を使い、井戸塩ビパイプ内で
バタバタ動かす方が良い。)
ビリ砂利の後は、掘って出た土をある程度まで入れて、
地上近くは掘って出た粘土を塩ビパイプの周りに詰めて
雨水の侵入を出来るだけ防ぐようにした。
DIY 井戸堀り 井戸穴に入れた塩ビパイプVU100は8.8m。

この塩ビパイプを井戸穴に入れてから100パイの
オーガーで更に70cm掘り進み、井戸底は9.5m。
DIY 井戸堀り 塩ビパイプVP13 4m×3本をソケットでつないで12m、
井戸掘り器で井戸内部の土のすくい出す。

(塩ビ管HIVP13は、しならせる事ができるので
場所が確保できれば12mの長さのままで作業ができる。)
井戸掘り器 今回使用した井戸掘り器。
VU65の塩ビパイプを使い、新たに自作。
弁はゴムを使用。
手押しポンプ 取り付け プラ製 排水マスの蓋(JOTO 格子蓋 JK-300)の中央に
ホールソーで穴をあけ手押しポンプを取り付ける。

(格子蓋はJK-300Sの方が若干サイズが小さいようで、
うちが購入したコンクリ枡にはJK-300Sの方が
良かったかもしれない。)
手押しポンプに接続する吸水用塩ビ管(VP25)に、
VU100 ⇔ VU40 異径継手と、ゴムパッキン
(電設資材のゴムブッシングの中央をくり抜いたもの)を
忘れずに通しておく。
吸水用塩ビ管(VP25)の最下部にフート弁(逆止弁)を
取り付ける。
これにより、しばらく井戸を使わなかった際に手押しポンプに
呼び水を入れなくても済む。
(※ ポンプ設置の当初は呼び水は必要。)

手押しポンプ接続の塩ビ管(VP25)は
ソケットでつないで全長8m。
異径継手とパッキンで虫などの侵入は防げる。

メンテナンスが出来るように異径継手はボンドで固定しない。
手押しポンプを接続して汲み上げテスト 手押しポンプを接続して汲み上げテスト。
何度も汲み上げている内に水は段々透明になる。

手押しポンプの台として使っているコンクリ枡の下四隅に
防振ゴムを敷いた。
自作 井戸 掘り DIY 井戸 掘り 自作井戸 完成。
手押しポンプ(ステンレス製 川本ポンプ HDS-25)の動画 手押しポンプ(ステンレス製 川本ポンプ HDS-25)の動画。





2012年3月

家庭菜園用に打ち抜き井戸を掘りました。6mの浅井戸です。


電柱掘り(穴掘り)で掘れるところまで掘る。
(1m20~30cm位。)
ホームセンターで電柱掘りの柄の径に合う単管パイプ4mを
購入しボルトで固定した。
これで掘れるところまで掘る。
水が出てきたら電柱掘りでは掘れなくなるので下記参照。
電材のVVFケーブルを電柱掘りのパイプに巻きつける。
ケーブルに棒を通し、梃子の原理で引き揚げる。
電柱掘りのパイプを梃子の原理で引き揚げる為のブロック。
水が出てきたら電柱掘りでは掘れないので、井戸枠の
塩ビ管VU75を井戸に差し込み、井戸枠の叩きこみと
塩ビ管VU50で作った穴掘り器とで交互に掘り進む。
下記の動画ではハンマーで井戸枠の塩ビ管VU75を
叩きこんでいるが、途中から掛矢で叩きこんだ。
木材をあてがう必要もなく早く打ち込む事が出来た。
打ち込む時は井戸枠にVU75継手ソケットを取付けて打ち込む、
割れる事もあるので予備も用意して置く。
プラ製排水マスの蓋(JOTO 格子蓋 JK-300)を加工し
手押しポンプを取り付ける。
プラ製排水マスの蓋の中央にホルソーで穴を開ける。
(4ヶ所のボルトを通す穴を考えて位置を決める。)
雨どい用竪樋の45㎜新茶をホームセンターで購入。
手押しポンプの延長口として使用。
手押しポンプの口を少しヤスリで削るとピッタシ入る。
VU50の穴掘り器 4m+2m+2mと連結、結構長いでしょ。
(今回は4m+2mで足りた)
VU50の穴掘り器、砂質によって周りにテープを巻いて使用する。
手押しポンプの台は排水マスを使う。
排水マスの四隅に足場単管パイプを打ち込み台を固定する。
重量ブロックに排水マスを載せ、手押しポンプの台にする。
プラ製まな板を加工し手押しポンプのピストンを作るの図1。
プラ製まな板を加工し手押しポンプのピストンを作るの図2。
プラ製まな板を加工し手押しポンプのピストンを作るの図3。

弁の固定金具を変更。ステンレスワッシャーを曲げて作成
下記図5を参照。
プラ製まな板を加工し手押しポンプのピストンを作るの図4。
プラ製まな板を加工し手押しポンプのピストンを作るの図5。
自作打ち抜き井戸掘り、手押しポンプ(ガチャポン)完成。
井戸掘り動画。

----------------- 体験談として!----------------

一般的にガチャポンでは約8mより深い水を汲む事が出来ない、値は張るがピストンを地中に
設置する深井戸用手押しポンプであれば可能。

井戸枠の4m塩ビ管VU75の地面に刺さす方を打ち進み易いように斜めに先を切っておく。
(下記ネット情報も参照の事。)
井戸枠塩ビ管の斜めに切った方側に2mm~3mm位の穴を2mに渡り無数に穴を開ける
(水がここを通り抜ける。)

掘っている最中水が出てきたら水が出始めた深さを測っておき、そこから2m掘り進む。
季節によっては雨が多いと水が出始めるのも早いので、その場合深めに掘る。

井戸掘り器で土がとれない時はじゃぷじゃぷつっついてそのまま放置し、
しばらく時間を置くと土が沈みうまく掘れる事がある。

土地柄、地下水が出やすい所と出ずらい所がある。
近所に古くからある手掘りの井戸(つるべ井戸)があれば水は出やすいと考えられる。

ちなみに家内の実家でも以前井戸を掘ったが、地形がちょっとした谷間だった為3.5m掘っただけで
水位が1.5m位あり、夏場でも水が枯れない。


--------------- ネットで見つけた情報 --------------

情報発信者様に感謝です、勉強になりました。

-------- 転載(一部変更) ------

(鉄管打ち込み井戸の場合)

打ち込み方ですが、まず先付けを地面に突き立てる。
自立するように50㎝ぐらいの穴を掘っておくとベター。
自立した先付けのパイプ穴に20kgの大ハンマーの柄を差し込む。
で、大ハンマーの頭を持ち上げて、打ち付ける。
こうすることで、パイプをひしゃげることなく、真っ直ぐに打ち込める。
ビシッという音がすれば打進めるが、キンキンと高い音がすれば岩に当たっている。
そのときはパイプレンチでネジ締めの方向に回す。
先付けの四角錐が岩を動かしてくれるのだ。

あとは、ジョイントで継ぎ足していけばいい。
その際、白テープでネジ締め部分を巻いて全力で締めること。
空気が漏れないように二人がかりで締めても良いぐらいだ。
水脈に当たっているかどうかを調べる為には、打ち込んだパイプに口を密着させ、息を思い切り吹き込む。
この時に息がちょっとでも吹き込めれば、まだ完全には水脈に当たっていない。
完全に吹き込めず、押し戻される感覚があれば、水脈に当たっている。
そうなれば、ホースを突っ込んで水をいれて見る。
水が溢れる様なら、小さな水脈。
逆にいくら水を入れてもパイプに水が貯まらず水が消えてしまうようなら、大水脈だ。
水が溢れてしまった場合、パイプギリギリの表面張力で盛り上がるぐらいに水を入れて見る。
この水がスーッと下がれば脈あり。もう少し打ち込み、この作業を繰り返す。
全く下がらなければ脈無し。諦めるか、ガンバってもっと下にいくかだ。
だが、12m以下のところだと、手押しポンプの限界が来てしまう。
12mが諦めの目安です。

で、見事水脈に当たれば、一番上に手押しポンプを取り付ける。
木玉がプラッチック製のものがオススメ。少し高いが、木製より気密が良く、長持ちもする。
最初はかなり重たいこともあるが、根気よくポンプアップを繰り返す。
この時、呼び水をどんどん入れるのを忘れずに。
サラサラの砂混じりの水が上がってくれば大成功。もう呼び水はいらない。
砂が無くなるまでポンプアップを繰り返す。泥水だと、中成功?金気がある場合あり。
どちらの場合も、出来る限り、手押しポンプでポンプアップし、
砂や泥が無くなるまで電動ポンプを接続しないこと。
場合によっては一年くらいかかります。
この方法は昔ながらの打ち込み方式です。
あと、息を吹き込むとき、決してパイプの空気を吸い込まないこと。
酸欠空気の場合、死にます。

打ち込みの場合先端から50㎝位に5mmぐらいの穴をたくさん開けます、
パイプの先に開ける穴は、小すぎると詰まるので注意です。
50cmより長く穴を開けると、穴部分に水が漬かりきらない事もあるので注意。

先端を鉛筆のように尖らせて打ち込めば、土を避けながら無理に刺さって行くので
パイプ側面にものすごい摩擦が発生します。粘土層なら、急激に打ち込み速度が落ち、
打ち込み不能になります。
以上のことから、パイプ先端は尖らせない。逆にソケットなどを付け、
打ち込みパイプより先端は少し太くする。

------- 転載終了 -----






2011年6月


2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震を踏まえ井戸の手押しポンプを新調しました。
ステンレス製でメンテが少なく錆びに強く、今までの手押しポンプより衛生的な川本ポンプの
HDS-25に交換しました。詳細はこちら

数年ぶりに手押しポンプを外し井戸の底をのぞいて見ましたがなかなか綺麗で、
メジャーで水位も測りましたが2mありましたので安心して新しいポンプに交換しました、
定価は約5万円位ですがネット通販で36000円で購入出来ました。(2011年 当時)

交換にあたって井戸の底まで下ろす塩ビ管の径が25mmとHDS-25は小さい為、
パイプとソケットを購入し、それから一番下にフート弁(フートバルブ)を取り付けました、
フート弁はパイプ内の水が抜けないようにしてくれます。

手押しポンプ内にも弁はありますが、以前の手押しポンプはすぐに水が落ちてしまう事が
多かった為今回取り付けました。

また、HDS-25は以前の手押しポンプより小柄な為、取り付け穴の位置が違い取り付けが
難しかったのでオプション品の防災用ベースを別に購入して取り付けました。

水の吐き出し口の径は20mmなのでホームセンターで20mm用のフレキ管と
20mmオス・オスの継ぎ手を購入して取り付けました。


7mの浅井戸なので飲めませんが(沸かせば大丈夫かな?)、水は災害時必要になりますので。






2004年10月

自作井戸に使う4m塩ビ管、井戸枠用vu100と
ポンプ用vu30を購入。
この花壇に自作井戸を掘る。
当店の舗装工事をお願いした鴇田総業様から頂いた
電柱掘り?スコップ。
掘れる深さまで堀り進める。
この穴が井戸になる。
柄の深さまでは楽に掘れた。
電柱掘りスコップの柄がちょうど刺さる径の鉄単管パイプを
電柱掘りスコップとボルト止め。
4mの鉄単管パイプを取付けた。
電柱掘りスコップで掘れる深さまでほる。
重たいのでかなりの重労働。
ボール盤を使い井戸枠のvu100に端を斜めに切り、
端から2mに渡って2~3mmの穴を無数に空ける。
※先は斜めに切らずに継手ソケットを付けた方が打ち込み時、
土の抵抗が少なく良いのかも。
自作井戸掘り全体写真、泥だらけ。
井戸枠のvu100に水道部材のvu100用支持バンドを2ヶ取付け、
重量ブロックを支持バンドに取付け、木材をあてがい
大型ハンマーで井戸枠を叩き込む。
追記、 掛矢で叩き込むと木材をあてがう必要もないので
ハンマーより掛矢か良い。
打ち込む時は井戸枠にvu100継手ソケットを取付けて打ち込む、
割れる事もあるので予備も用意しておく。
vu75で作った井戸掘り器
井戸掘り器には4mの塩ビ管を取付け、
vu管用ネジソケットを使い+2m、+2mと
継ぎ足せるようにしておく。
自作井戸掘り完了。
井戸水を受ける為に大きめのプランターを加工し
排水用の穴を開けて下水枡まで接続。
下水の匂いが上がってこないように
下水枡にトラップも取り付けた。
手押しポンプを取り付け 手押しポンプを取り付け。
手押しポンプの台はステンレス製の作業台を加工し
足の部分をセメントで固めた。
自作打ち抜き井戸の完成 防腐加工の1×4材をステンレス製作業台に取付け。

自作打ち抜き井戸の完成。
漕ぎやすいように台を作成。
自作井戸の動画 自作井戸の動画。

始めに、参考にさせて頂いた曽我部様のホームページです。(現在はリンク切れ)

打抜き井戸を掘るのは今回で二度目で以前は11mの深さの井戸を掘りましたが、
今回は7mの井戸を掘りました。

7mと聞くと短いように感じますが7mの物を立ててみると分かりますが以外に長いんです。

ご来店の際は懐かしい手押しポンプを触ってみて下さい。
水が落ちていると10回位こぐと水が出てきます、7mの浅井戸ですので飲めないのが残念です。

ちなみに当店も井戸水ですが80mの所から汲み上げております。
(もちろん井戸屋さんに掘ってもらいました。)

ご自身のお庭に自作井戸いかがでしょうか?
疲れて大変だけど水が出た時の喜びは何とも云えませんよ。



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